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アスベスト分析


アスベストは、その優れた物性から建築材料として大量に使用されてきました。しかし、発ガン性を持ち、その発症が何十年も経過した後でなければわからないという問題も出てきました。アスベストが「静かな時限爆弾」と呼ばれる所以です。

アスベスト(石綿)とは
1.アスベストとは
アスベストとは、天然に産出される繊維状鉱物の総称で、蛇紋石系のクリソタイル(白石綿)、角閃石系のアモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)が代表的なアスベストとして産業界で使用されてきました。
また、少量ながらアンソフィライト、アクチノライト、トレモライトの3種も使用されており、これら6種類を総称してアスベスト(石綿)と呼びます。

2.奇跡の鉱物「アスベスト」
アスベストは、とても優れた材料として、いろいろな用途に使用され、「奇跡の鉱物」と呼ばれました。ただ、人に害があることを除けば…

アスベストの特徴

 @熱に強い A薬品に強い B摩擦に強い C電気を通しにくい D腐らない
 Eくっつきやすい F繊維状なので糸や布にできる G引っ張りに強い H安価

 I肺に入ると中皮腫や肺ガンの原因になる。

アスベストと法規制
現在、アスベスト(石綿)は多くの法律によって規制されています。それぞれの法律によって基準が定められ、それを超えるものは法律に従って様々な対処が必要となります。

1.石綿障害予防規則

石綿除去、解体作業時の届出や事前調査、作業者の安全確保、飛散防止対策などが定められています。石綿含有建材の判断基準は、0.1%です。
2.労働安全衛生法
石綿の使用禁止や石綿含有製品の製造禁止について定めています。
石綿含有製品の判断基準は、0.1%です。
3.大気汚染防止法
石綿を使用する工場などからの飛散防止について定められています。
建物の敷地境界での基準は、空気1リットルあたり10本です。
4.廃棄物処理法
石綿を含む産業廃棄物の処理方法について定められています。
石綿含有廃棄物の判断基準は、0.1%です。
5.宅地建物取引業法
建物を売買する場合に、石綿の使用の有無を確認することが定められています。

建材中に含まれている石綿の含有量調査
滑ツ境公害センターでは、石綿6種類、基準0.1%に対応した最新の分析機器と専門スタッフにより、新しい基準に対応した分析をご提供しております。
(トレモライトとアクチノライトについては構造上の判別が困難なため、合算値としてのご報告となります)
X線回折分析装置
分析方法に関する法令等
2006.08.21 建材中の石綿含有率の分析方法について(平成18年8月21日基発第0821002号)
2006.08.21 建材中の石綿含有率の分析方法に係る留意事項について(平成18年8月21日基安化発第0821001号)
2006.08.28 天然鉱物中の石綿含有率の分析方法について(平成18年8月28日基安化発第0828001号)
2008.02.06 石綿障害予防規則第3条第2項の規定による石綿等の使用の有無の分析調査の徹底等について(平成20年2月6日基安化発第0206003号)
2008.06.20 JIS A1481:2008 建材製品中のアスベスト含有率測定方法
2008.07.17 建材中の石綿含有率の分析方法等に係る留意事項について(平成20年7月17日基安化発第0717003号)
※法令、JIS等は随時見直され、改正されますので、上記は最新版ではない場合があります。ご了承ください。

空気中に飛散している石綿の濃度調査
従来の測定は、毛糸なども含んだ空気中のすべての繊維を数えていましたが、2006年10月に発行されたJIS法では「低温灰化装置」を使うことによって、アスベストだけを数えることができるようになりました。
滑ツ境公害センターでは、従来の測定方法に加えて、この新しい測定方法にも対応しております。
低温灰化装置
分析方法に関する法令等
1976.04.22 作業環境測定基準(昭和51年4月22日労働省告示第46号)
1989.12.27 石綿に係る特定粉じんの濃度の測定法(平成元年12月27日環境庁告示第93号)
2006.01.06 平成16年版 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)
2006.10.20 JIS K3850-1:2006 空気中の繊維状粒子測定方法−第1部:光学顕微鏡法及び走査電子顕微鏡法
2007.02.07 平成19年版 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)
2007.05.31 アスベストモニタリングマニュアル(第3版)
※法令、JIS等は随時見直され、改正されますので、上記は最新版ではない場合があります。ご了承ください。